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強烈なブレイク、正確なシュート力、迷わない判断力、受け身にならない姿勢、アイデアに溢れたセーフティ。大井直幸プロには様々な能力が高いレベルで備わっている。その能力を存分に発揮するのに元世界チャンピオン、アレックス・パグラヤンはうってつけの相手だろう。テクニックで言えば、パグラヤンはいわゆるレイズやブスタマンテに見られるフィリピンスタイルとは一線を画す。むしろオーソドックスなスタイルで強い。そして経験や精神的な強さから来る勝負強さやアイデアが、対戦相手をジワジワと苦しめる。その上手さがこの試合でも発揮されるが、大井プロも簡単には行かせない。
ブレイクは両者とも入る。しかし取り出しが簡単にはいかない。シュートアウト、セーフティ、強引にシュート。お互い波には乗れず一気には走れないが、わずかなチャンスをモノにして流れを奪い合うギリギリの攻防戦が繰り広げられた。相手がパグラヤンだろうと自分のペースを崩さず戦う大井プロ。その大井プロの実力に驚き気味だったが、徐々に本気モードに入っていくパグラヤン。テクニックはもちろんだが、1球1球に込められた駆け引きが勝利の予感を最後まで分からなくさせる。ジャパンオープンの勝者は既に放送したが、2007年のジャパンオープンを語る上でこの一戦は見逃さずに見てもらいたい。どんな試合が生み出されたのか?期待して週末を待ってほしい。
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