10月9日



全日本14-1オープン選手権2007(4)
決 勝 戦
- 利川 章雲 vs アントニオ・リニング -


 次回のスカイAビリヤードウェーブは全日本14-1オープン選手権2007決勝戦「利川章雲vsアントニオ・リニング」の対戦をお届けします。


苦しい展開の利川章雲 流れを掴んだのはリニング


 日本の14-1ゲームNo.1を決める戦いに勝ち残ったのは"浪速のカリスマ"利川章雲と、ジャパンオープンでの活躍も記憶に新しいフィリピンのアントニオ・リニング。
 2人の勝ち上がり方は対照的だ。前回リニングの戦い振りを見て頂いたが、リニングはその準決勝の戦いぶり同様、ベスト16では昨年のこの大会3位だった齋藤勝之プロに125-22。ベスト8では森野義博プロを相手に125-45。準決勝でも土方隼斗プロに125-45。どの試合も大量リードで余裕のある勝ち上がり方をしている。
 しかし一方の利川プロは、ベスト8でこそ西嶋大策プロに125-33で勝ったものの、ベスト16で矢野裕一プロに125-107。準決勝では川端聡プロと戦いこの試合も125-107と熱戦を制して勝ち上がってきたが、ロングゲームとなったことで気力と体力においてリニングより不利な戦い方をしてきた。
 接戦を制してきた分、勢いには利川プロに分があると言えるかもしれないが、余力のあるアントニオ・リニングとギリギリの戦いをしてきた利川章雲プロ。はたしてどんな決勝が待っているのか。



利川 章雲
(第22期生)
1965.12.9

'89 '92 全日本選手権 優勝

'93 ジャパンオープン 優勝

'98 世界9ボール選手権 優勝

'00 ジャパンオ−プン 3位

'02 北海道オ−プン 優勝

'02 北陸オ−プン 優勝

'02 全日本選手権 3

'03 関西9ボールオ−プン 3位

'03 全日本14-1オープン選手権 優勝

'04 GRAND PRIX WEST 08 優勝

'05 GRAND PRIX WEST 01 優勝

'06 GRAND PRIX WEST 03 優勝

'07 8ボールオープン 優勝
2003年にこの大会を制覇!接戦をかいくぐり2度目のタイトル奪取なるか?



アントニオ・リニング
(Antonio Lining/フィリピン)
1963.5.6

'94 インドネシアオープン 優勝

'94 アジア選手権 優勝

'00 全日本選手権 優勝

'01 SEA GAMES 金メダル

'02 アジアンゲームズ(9ボールダブルス) 金メダル

'04 ジャパンオープン 3位

'05 9ボールフェスティバル 準優勝

'05 東海9ボールグランプリ 準優勝

'06 ジャパンオープン 優勝

'07 関西9ボールオープン 3位

'07 8ボールオープン 3位

'07 ジャパンオープン 3位

常に先手を取るリニング。相手に流れを渡すようなミスもない!


 準決勝を見ていただいたなら、14-1でもリニングは強い、という事に異論は出ないだろう。テクニックももちろんながら、攻めるべき時と守るべき時を心得ていた。準決勝での土方隼斗プロは、守り合いを嫌ったのか?つまらないと思ったのか?焦れた結果、攻めて自滅したと言える。その自滅を引き出した要因がリニングの経験から来る強さだろう。ただ決勝の相手は膨大な経験を持つ利川章雲プロ。2人の戦いは更にハイレベルな駆け引きが予想された。
 しかし、両者のプレーを見るまでもなく流れはオープニングブレイクからリニングに傾き始めた。そのオープニングブレイクは、ラック両端のカラーボール2個が動いただけで、手球は手前のポケットギリギリに止まる。準決勝同様ポケットを狙えない厳しい配置。利川プロは初球から後手に回らされる形でのスタートとなってしまった。利川プロならではの巧みなボールコントロールでリニングのセーフティをしのいではいくが、主導権はどこまでもリニングに渡ったまま。もがく利川プロは反撃のチャンスすら掴めない。

 このまま決勝もリニングの圧勝なのか?それとも利川プロの熱戦が繰り返されるのか?全日本14-1オープン選手権2007決勝、どうぞお楽しみに。


3ボールコンビネーション! リニングは快調に得点を伸ばす!




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